【検証】8月20日のゴールド相場分析|上昇方向は的中、正式結果は未発動
2026年8月20日に事前分析したゴールドドル(XAUUSDp)について、その後の値動きをMT5のヒストリカルデータで検証しました。
先に結論をお伝えすると、上昇シナリオの方向性は合っており、提示していた利確候補もすべて到達しています。ただし、正式な取引判定は「未発動」です。
「価格は予想どおり上がったのに、なぜ利益ではないのか」と感じるかもしれません。今回は、相場観が合っていたことと、事前に決めた条件で約定できたことを分けて振り返ります。
検証期間:2026年8月20日22:29〜21日0:30(日本時間)
対象:ゴールドドル/MT5正式銘柄XAUUSDp
使用データ:M15・M5・M1の確定足
結論:方向は合っていたが、正式成績はノーポジション
事前分析では、23:00の米国統計発表後に、4485突破または4450付近からの反発を待つ方針でした。そのうち4485突破の上昇シナリオが進み、価格は最終的に4540.87まで上昇しました。
一方で、買い条件の確認が終わった時点では予定していた買い価格4485〜4489をすでに上回っていました。その後も同価格帯へ戻らなかったため、注文が成立したものとしては扱えません。
| シナリオ | 検証結果 |
|---|---|
| 4485突破後の買い | 上昇条件は成立。ただし確認後に買い候補へ戻らず未約定 |
| 4450〜4456の反発買い | 価格が到達せず未発動 |
| 4469割れからの売り | 5分足終値で4469を割らず未発動 |
| 正式な取引判定 | 未発動・ノーポジションのまま0:30で期限切れ |
分析前から見ると、相場は一度下げてから強く切り返した

今回のチャートは、直前だけを大きく切り取らず、14:00から翌0:30までの15分足を表示しています。ローソク足を細くして本数を増やすと、事前分析までの流れと、その後の上昇の強さが把握しやすくなります。
ゴールドは日中に4450.38まで下落したあと反発し、分析時点の22:29頃には4470台で推移していました。そこから4485を試し、23:15に15分足が4485.17で確定。事前に設定していた「15分足が4485より上で確定」という最初の条件を満たします。
ただし、ここで即座に買う計画ではありませんでした。指標後の急変に飛び乗らないため、4480〜4485への押し戻しと、5分足2本による反発確認まで待つルールにしていたからです。
5分足の確認が終わったとき、価格は買い候補を上回っていた
実際の流れを時系列で整理すると、次のようになります。
- 23:15:15分足が4485.17で確定し、4485突破条件を満たす
- 23:15〜23:20:4481.33まで押し戻される
- 23:20〜23:25:5分足が4490.52まで反発
- 23:25〜23:30:5分足は4491.56で確定するが、直前足の高値4493.86を終値で超えられず
- 23:35:2本の5分足による上昇確認が完了。価格は4494.35
- 23:35以降の最安値:4492.76
- 0:20:検証期間中の最高値4540.87
- 0:30:4532.34で検証期限終了

ポイントは23:35です。上昇確認はここで完了しましたが、価格は4494.35。事前に決めていた買い候補4485〜4489を上回っています。さらに、その後の最安値も4492.76で、買い候補まで戻りませんでした。
このため、4494付近で後から成行買いをしたことにしてはいけません。チャートを見たあとなら簡単に思える判断でも、事前ルールに含まれていなければ正式な成績には数えない。この線引きが、検証の再現性を保つうえで大切です。
利確候補はすべて到達した
買いは成立しませんでしたが、事前に示した上値の目安はよく機能しました。
| 利確候補 | 到達時刻(日本時間) |
|---|---|
| 4500 | 23:36台 |
| 4504 | 23:46台 |
| 4512 | 23:56台 |
| 4523〜4527 | 0:01台 |
| 検証期間中の最高値 | 4540.87(0:20) |
つまり、4時間足の上昇基調を重視し、4485突破後の上昇を本命にした方向判断は良好でした。利確候補も、上昇の途中で意識される価格として妥当だったと評価できます。
ただし「方向が当たった」と「ルールどおり利益になった」は同じではありません。今回の正式結果は、あくまで0円・0Rのノーポジションです。最大順行幅、最大逆行幅、R倍数も、正式なエントリーがないため算出対象外とします。
もし23:35に成行買いしていたらどうなったか
参考として、確認完了時の4494.35付近で成行買いを認めていれば、損切り候補4476には届かず、4500、4504、4512、4523〜4527のすべてへ到達していました。
しかし、これはあくまで参考結果です。実際の計画に「確認後、買い候補を上回っていても成行で入る」という条件はありませんでした。都合のよい場面だけを後から成績に含めると、検証の数字は簡単によく見えてしまいます。
取り逃しは残念に見えますが、決めた価格を超えたから追いかけないという判断自体は、リスク管理として間違いではありません。ノートレードも、ルールに沿った正式な結果の一つです。
今回よかった点と改善したい点
今回よかったのは、相場の方向と利確候補です。4485を回復できれば上昇が続くという見立ては、その後の値動きに合っていました。また、指標発表直後に飛び乗らず、15分足と5分足の確定を待ったことで、曖昧な瞬間をエントリー扱いせずに済みました。
改善点は、確認条件と固定された買い価格のずれです。慎重に確認するほど価格が先へ進み、確認が終わったときには予定価格へ戻らないことがあります。
次回からは、買い価格を固定帯だけで指定するのではなく、次のような条件を追加する案を検討します。
- 反発確認が完了した時点の価格を確認する
- 実際の押し安値を基準に損切り幅を計算する
- 次の利確候補まで最低1.5Rを確保できる場合のみ、確認後の成行買いを許容する
- 1.5Rを確保できなければ、これまでどおり追いかけず見送る
この方法なら、安全確認を残しながら、固定価格帯をわずかに上回っただけで機会をすべて逃すケースを減らせます。一方で、条件を緩めるほど高値づかみの可能性も増えるため、今後の検証で有効性を確かめる必要があります。
まとめ
8月20日のゴールド相場分析は、上昇方向と利確候補については良好な結果でした。一方、事前に決めた買い価格へ戻らなかったため、正式な判定は「未発動・ノーポジションのまま0:30で期限切れ」です。
予想が合った場面を無理に利益へ置き換えず、約定条件まで満たしたかを分けて記録することが、長く使える分析ルールにつながります。今回は「方向分析はよかったが、エントリー条件が厳しく取り逃した」というのが、最も正確な振り返りです。
※本記事はMT5のヒストリカルデータを用いた分析ルールの検証であり、実際の口座の取引履歴を示すものではありません。投資判断を推奨・保証するものでもありません。最終的な判断はご自身で行ってください。
